彼岸花の花びらを、結ばず表現――水引で”儚さ”を作る作家【職人フロンティア Ep.006】

← エピソード一覧に戻る

EP.006

工夫次第で自由に生まれる水引アクセサリー

花びらを結ばない彼岸花、水引で描く――MIZU_KI

The petals she leaves untied — mizuhiki red spider lilies by MIZU_KI

水引(みずひき)は、結ぶものです。ご祝儀袋にかかっている、あの飾り。和紙をよって、細い糸を巻きつけて作られた紐です。

その水引で彼岸花を作っているMIZU_KIさんは、花びらを結んでいません。中は開いたまま、線一本で、輪郭だけ。最初は中まで詰めて真っ赤に結んでいたそうですが、「すごく重く感じて、繊細さとか儚さが全く伝わらなくて」——そこから、今の形にたどり着きました。

きっかけは、娘さんの七五三。水引と出会ったのは、娘さんがまだ2歳になる前のことでした。その娘さんが、いま小学3年生です。

彼岸花は、毎年秋に数点だけ。「出します」と告げると、すぐに「取り置きしておいてください」と連絡が来るそうです。そして今年11月、その彼岸花がニューヨークへ渡ります。

【チャプター】
00:00 オープニング
01:22 ゲスト MIZU_KI(水引アクセサリー作家)
10:35 今注目のクラフト作品

【ゲストプロフィール】
MIZU_KI/水引アクセサリー作家・愛知/名古屋エリア
娘の七五三の髪飾りを作りたくて水引を始める。彼岸花、梅結び、オーダーではハロウィンのコウモリやクモ、ヘッドホンなど制作。「水引って、本当に割と何でも作れるんです。あとはアイデア次第」。
国内のオーダーは、InstagramのDMから。

【出展】
Memento Mori in NYC – The Art of Japanese Life and Death
2026年11月5日〜6日/RESOBOX(ニューヨーク)
彼岸花シリーズを出展予定(作品のみの出展で、ご本人の在廊はありません)

ラジオで紹介

SA~rubia ~ステンドグラス工房~ ・ガラス工芸